最近、某電気事業者のシステム開発に携わっておりますので少し電力供給の仕組みについてお話させて頂きたいと思います。
電気は、発電所→送電線→変電所→配電線の経路をたどり、消費者(家庭など)まで供給され、この供給システムは大きく発電部門、送配電部門、小売部門の3つに分類されています。
このところ良く聞く「電力の小売自由化」とは、小売部門の自由化のことで、実は2000年3月から始まり順次適用範囲を広げ、2016年4月から開始された「低圧」区分の自由化により家庭でもライフスタイルなどに合わせて小売事業者を自由に選ぶことができるようになり広く認知されました。
私が担当しているシステム開発も「電力の小売自由化」に関連する物で、インターネットを通じて、電力の新規申込や申込の変更を実施する情報システムとなります。
これらは「電気事業法」の改正に従って実施されているのですが、改正される日までに関連する情報システムを稼働させなければならず、早く正確に情報システムの開発をおこなうことが求められています。
現在の私の主な作業は、プロジェクトマネージャとしてこの早く正確さが求められる情報システムの開発現場で、顧客ニーズを聞き、どの範囲をどのようにシステム化するかを決定し、品質・納期は当然として顧客満足度の高い情報システムの開発を目指し、日々邁進しています。
また、顧客だけでなく開発要員の満足度も考え、リスク調整を含めシステム開発を円滑に進めるための調整にも多くの時間を費やしています。
情報システムは、作って納品すれば終わりでなく、納品してからも色々な改良・改善を加えながら成長していきますので、私たちの生活の中で必要とされるシステム開発はこれからも更に大きく成長を続けると考えています。
開発言語やアーキテクチャは変わっても、このやりがいのあるシステム開発にずっと携わって行きたいと思っています。